2021年3月8日(月)18:00から、日本知的障害者福祉協会と南部労組・福祉協会との第13回団体交渉が協会事務局の入っているKDX浜松町ビルの裏手にある、浜松町TSビルにあるビジョンセンター浜松町 5階 F会議室で行われた。
ところが、団交当日の午後3時頃、協会常任理事と管理職らに当該組合員は会議室に呼ばれ、告げられたのは、先週の3月5日(金)に行われた東京都労働委員会での福祉協会事件第22回調査に参加していた協会顧問弁護士が週末から38℃以上の高熱を発しているとのこと。当人は簡易(?)PCR検査を受けたところ、陰性だったとのことの様だが、都労委の狭い使用者側控室にO常任理事・古屋総務課長・三浦政策企画課(兼事業課長)もいたことから、もしかしたら協会顧問弁護士が新型コロナウイルス陽性の場合、濃厚接触者となっているかもしれない、よって、今日の団交は予定通り行うか、延期するかを考えて欲しい、とのことだった。
その連絡がいつ彼らに伝わったのかは判らないが、当該組合員としては、これまでも感染予防策を講じて団交を行なっているので、予定通り開催する気ではいたが、こればかりは他の組合員にも確認しなければならない。ということで、急遽、我が組合の団交メンバーに連絡を取り、どうすべきか意向を尋ね、調整を行なった結果、予定通り団交開催するということになった。
予定通りの時間で開催した協会側の団交参加者は、O常任理事・古屋総務課課長・三浦政策企画課長(兼事業課長)の3名。当然、高熱が続いて具合の悪い協会顧問弁護士は欠席である。組合側の団交参加者は当該含め南部労組4名。
組合側団交団の感染リスクに配慮せず、事務局長の末吉は団交から逃亡
毎度(第3回団交以降)のことだが、今回も事務局長の末吉は団交から逃亡。因みに、事務局長の末吉は都労委調査にこれまで唯の1回も出席しておらず、言わずもがなだが、3月5日の都労委第22回調査にも出席していない。つまり、協会顧問弁護士が仮に新型コロナウイルスに感染していたとしたら、“濃厚接触”していないのは事務局長の末吉であり、組合側団交団への感染リスクを避ける気があるのならば、末吉が団交に出て来て当然だろう。
団交冒頭で、当該組合員は協会側団交出席者にこう切り出した。
(当該) 感染してから発症するまでの潜伏期間があるので、1日、2日で発症なんてことはないでしょうから、気を付けるに越したことはないんですけど。で、いつもの通りなんですけども、末吉さんが今日、団交に出て来てませんね。
(O常任理事) 今日の案件、本来だと、伊藤弁護士も含めて、この4人で対応させていただこうと。
(当該) 彼は、別に協会顧問弁護士さんと接触はしてないんで、出て来るのに合理的な理由があるんじゃないんですか?
(O常任理事) 繰り返しになりますけれども、この案件は、私含めて、管理職で対応させていただくという考えでおりますので。
団交対応はこの“いつもの”協会の3人じゃなくても、末吉一人だって対応できるはずだろう。況してや他者への感染リスクを考えれば末吉一人で団交対応すべきはずだ。末吉や協会の危機管理意識はどうなってんだ?
団交時間も1時間と短縮されていることから、ここでやり合っていてもしょうがないので、即、議題に移ったが、これは後のpart 2で詳しく報告することにし、その前に、団交翌日以降の協会の危機管理意識を疑う出来事を報告しておきたい。
O・古屋・三浦は職員に経緯説明もせず、予定にない突然の早退・在宅勤務?
団交翌日の3月9日、O常任理事は朝から居なかったが、古屋・三浦両課長は朝少し事務所にいたかと思ったら、ワタワタと即早退し、翌日の3月10日も3人は予定にない“在宅勤務”。
3月5日〜8日の事情を知っている当該組合員としては、これはどう考えても、当の弁護士さんに新型コロナウイルスの陽性反応が出たんじゃないのか?との疑念を抱かざるを得ず、気が気ではない。しかし、O・古屋・三浦の3人からも末吉からも、何の報告・連絡も無い。当該組合員の知る限りだが、他の職員も突然、両課長は在宅勤務になった程度の認識であったようだ。
我が組合の団交団メンバーには知的障害者入所施設の職員もいれば、重度訪問介護事業所で働いているワーカーもいるにも拘らず、このように情報伝達・共有を疎かにする対応、そして、協会事務局職員への説明が何も無いのは許し難い。
それにしても、これが福祉施設の現場ならば、こんなことがまかり通るのだろうか? 本当に日本知的障害者福祉協会事務局は障害福祉に関わる団体なのだろうか?
もし何かあったらどうするんだ?と思い、暖気にも事務所に出勤している末吉事務局長に、一体どういうことだ?と質問をぶつけてみるしかない。
…ということで、3月10日の退勤時に末吉に「何で3人は出勤していない?」と尋ねたところ、「在宅勤務だけど」と言っていたので、「いやいや、ただの在宅勤務じゃないだろう?じゃあ、単刀直入に聞くけど、弁護士さんの状態はどうなの?」と尋ねたところ、「さっき、電話連絡があって陰性だったと言っていた」との回答。月曜日には簡易PCR検査で陰性だったと古屋総務課長が言っていたので、「じゃあ、本検査(?)で陰性だったとわかったのか?」と聞いたら、「いや、自分も事情はよくわからないけど」と!
“あなたねぇ〜、事務局長なのに知らない訳ないでしょうよ!”と言いそうになったが、ここは冷静に「我々(組合)も金曜日(都労委調査期日)や月曜日(団交)のこともあるんで、何もそれについて連絡しないのはどうなのか?」と言ってやったら、「あとで古屋から連絡があると思う」とまるで他人事のようなことを言っている始末。
その後、組合宛に古屋総務課長から「協会顧問弁護士はPCR検査陰性だった」との素っ気ないメールが届いた。
団交報告とは関係無くなってしまったが、この協会の情報隠蔽体質と危機管理能力の欠如、デタラメぶりはいかがなものか?
更に言うと、こんなことを平気でやっておきながら、当該組合員には「報告・連絡・相談」「コミュニケーション」が足りない等と、然も自分達はやっている風を装って、他人を非難しているんだから、何をか言わん哉、だ。
労働者の権利や労働組合への無理解・不誠実…以前に、自分のところの職員や関係者に対しても不誠実極まりない。組織としてダメダメだろ。
念の為に言っておくが、協会の顧問弁護士さんを非難している訳ではないので誤解無き様に。誰しもがこの状況の中、感染リスクとは隣り合わせであり、誰だって新型コロナウイルス感染症やその他の病気に罹り得るのは当然のこと。何はともあれ、PCR検査の結果が陰性だったし、その後、健康に回復した様なので何よりだ。
それにしても、どうしようもないのは協会事務局である。■