社会福祉士」カテゴリーアーカイブ

“私的”社会福祉士国家試験一発合格への道(5)〜(初受験者も再受験者も)直前まであきらめない!〜

2023年2月5日(日)に実施される第35回社会福祉士国家試験まで、あと残り3日となりました。
「もう勉強し尽くした」という受験生もいらっしゃることでしょうし、知らない・解らない問題にぶち当たり「うわっ!どうしよう…」と焦っている受験生もいらっしゃることでしょう。

私も昨年は年明けの1月から本気を出して勉強したので、勉強不足・知識不足は否めず、この1ヶ月で18科目群を全部攫えるのかしら?と焦って、手当たり次第、解らないことを調べ、無理矢理、頭に叩き込んだことを覚えています。

こちらの記事でもお伝えしたように、模擬試験の結果もビミョーなところでしたが、ここまできたら、とにかく1回で合格しょうと決意しました。
何故、一発合格を目指したのか?
皆さんももちろんそうだとは思いますが、以下にその理由を述べます。 続きを読む

“私的”社会福祉士国家試験一発合格への道(4)〜やらなかった・できなかった勉強(反省)〜

過去問題?同じ問題が出るわけないじゃん!(反省)

ある程度、テキスト・受験参考書等で知識を得たならば、試験問題の対策と傾向をつかみ、慣れるために過去問題を解きまくるのが、試験の王道の勉強方法でしょうが、私はこれをほとんどやりませんでした。

何故なら、過去問題をやったからといって、今年同じ問題が出るわけないじゃないか!と思っていたからです。
それに受験参考書は過去問題ベースで作成されているので、それをひたすら覚えればいいんじゃないの?というのが理由です。
そこで、受験参考書で覚えた知識は、受験参考書に付属の知識の確認のための一問一答形式の問題を解いて、間違えた問題を過去問解説集で確認するという勉強方法を行なっていました。 続きを読む

[職場闘争]第16回団交報告〜末吉団交欠席/ハラスメント規定/人事評価/労働者代表選出〜

2022年9月9日(月)18:00から、日本知的障害者福祉協会と南部労組・福祉協会との第16回団体交渉が協会事務局の入っているKDX浜松町ビルの裏手にある、浜松町TSビルにあるビジョンセンター浜松町 4階 K会議室で行われた。
協会側の団交参加者は、度会常任理事・古屋総務課課長・三浦政策企画課長(兼事業課長)・協会顧問弁護士の4名。組合側の団交参加者は当該含め南部労組の組合員5名。
2022年6月の役員改選で常任理事だったO氏が退任し、新常任理事の度会氏が団交に初めて出席した。

今回の団交報告記事は、執筆している当該組合員の事情により、要点だけのいつもより短い報告です。 続きを読む

“私的”社会福祉士国家試験一発合格への道(3)〜隙間時間を活用しよう!〜

前回、社会福祉士国家試験の出題傾向を取り上げましたが、大雑把に個々の科目に共通することとしては、①社会福祉関連領域の知識と教養②主として日本の社会福祉法制度の理解③ソーシャルワーカーとしての支援の基本姿勢です。

②主として日本の社会福祉法制度の理解前回お話しした通りです。

③ソーシャルワーカーとしての支援の基本姿勢については、実務に携わっている人にとって、ある意味簡単に解けるはずですが、悩み始めるとどツボにはまってわからなくなってしまいかねません。
支援の正解なんて5択の選択肢の中から簡単に見つけられるでしょうか?
だから、設問も「正しい」ものを選択するのではなく、「適切」なものとなっているのです。
…で、その「適切」は誰が適切だと思っているのかというと、あなたではなく、試験委員が「適切」と思っているものです。
なので、理想と現実のギャップはとりあえず脇に置いておいて、基本的に、クライエント中心の支援で、ワーカーはクライエントの権利を擁護し、自己決定を尊重すること、ワーカーはクライエントの伴走者であることが謳われている選択肢が“ほぼ”「適切」な答えになるので、よく考えれば答えは導けます。

さて、①社会福祉関連領域の知識と教養については、歴史や理論、人物の知識が問われますが、見たこと・聞いたこともないような用語や人名が出てきたら、いくら考えても“知らない”ものについて答えの出しようがないのです。
こればかりはとにかく覚える・暗記するしかありません。 続きを読む

“私的”社会福祉士国家試験一発合格への道(2)〜法律の条文を読んでみよう!〜

2回目は、「法律の条文を読んでみよう!」です。

社会福祉士国家試験の出題傾向は、基本的な教養と社会福祉の歴史、基礎的な関連諸科学のアカデミックな知識、最新の統計資料、事例への最適解、そして、医療・保険・社会保障・福祉の法制度の知識です。

今回は、法制度の知識について取り上げます。

受験参考書は法制度の重要語句をヴィジュアルに訴えた図表やイラスト、ポンチ絵を駆使して説明していることが多いので、ぱっと見、国試の頻出用語についての断片的な知識は得られし、知るための取っ掛かりとしてはそれも悪くはないでしょう。
私も同業の出版人なので、そういう編集をして購読者の気を惹きたいという出版社側の営業戦略もよくわかります。

しかし、関係法令の条文を絵解きしたからといって、本試験の問題には図表やイラストが出てくるわけでもなく、テキスト(文字)だけでしか出てきません。
よって、基本、テキストベースの法律の条文そのものを読むことが一番確実です。

特に、比較的新しく、近い時期に制定された福祉に関する法律は似たような建て付けになっており、個別の法律を読んでいると他の法律にも多くの共通点(言ってしまえば、コピペされた箇所)があることがわかります。各法律を0ゼロスタートで覚える手間も省けます。

以下に私が条文に当たったものを科目毎に挙げましたが、科目によっては重複するところもあります。 続きを読む

“私的”社会福祉士国家試験一発合格への道〜模擬試験を受けてみよう!〜

私は昨年(2021年)、社会福祉士一般養成施設を修了(9月末)し、翌年の第34回社会福祉士国家試験(2022年2月)に辛うじてストレートで合格することができました。
第34回社会福祉士国家試験は試験開始以来、150点満点中105点が合格点となるという、初の100点超えの波乱の試験でした。私の得点は112点と結構きわきわの点数でした。

…というようなことで、あまり偉そうにアドバイスできる立場ではないんですが、これから社会福祉士国家試験を控えている本組合掲示板BLOGを読んでくださっている方に、私がやった受験対策が役に立てればと思い、ご参考までにいくつかお伝えしてみようと思います。

まずは、「模擬試験を受けてみよう!」です。 続きを読む

[告知]社会福祉士資格取得 part 2 〜何故、人は人を助けるのか〜

最初の投稿からだいぶ時間が空いたが、part 1からの続きである。

労働相談における相談援助実践の現場から

part 1では当該組合員が社会福祉士を目指した理由を4つ紹介したが、もう1つは現実的な理由で、当該組合員は地域合同労働組合の役員をしている事から、屡々、職場での未払い賃金や解雇、退職勧奨、雇い止め、ハラスメント等々の労働相談への対応を行う場合があるからである。

労働相談に訪れる来談者は、個別な労働問題に併せて、ワーキングプア状態であったり、心身の健康上の問題を抱えていることが多い。実際に、本組合掲示板ブログを読んだ、一般就労している知的障害者の支援者の方からの相談も受けたことがあるし、障害者手帳を取得している精神障害当事者の組合員もいた。
障害者雇用枠で一般企業で就労しているが、使用者側が「過重な負担」とまでは言えない程度の合理的配慮にも欠ける場合や障害者への差別的言動が著しい等、使用者側との団体交渉を行ってきた経験がある。
仮に本来の労働問題が使用者側との団体交渉や争議によって解決したとしても、その後の生活課題を労働組合としてどのように支援して行けるかが課題となる場合あり、福祉の現場での実践とは異なるものの、来談者と面接・相談を行い、相談者の要求からニーズを共有し、課題解決に向けて支援していく、その過程に於いてはソーシャルワークと共通の物がある。 続きを読む

[職場闘争]4・26南部春季統一行動 協会前情宣行動〜三合労ゆにおん同愛会分会連帯アピール〜

2022年4月26日に行われた南部春季統一行動の福祉協会の抗議・情宣において、福祉協会の団体交渉にも度々参加している、南部労組特別執行委員のH氏(三多摩合同労働組合・ゆにおん同愛会)から連帯挨拶を頂いた。

ゆにおん同愛会のBLOG「なんくるブログ」に当日の連帯挨拶の全文が掲載されているので、ここに転載させて頂く。

是非、公益財団法人日本知的障害者福祉協会にはこの連帯挨拶に耳を傾け、障害の有る人とその支援者・福祉労働者のdecent workの実現の為に、そして、social work実践の為に、社会福祉全国団体のその足元から、労働組合の役割と存在意義をよく理解して欲しいものである。 続きを読む

[告知]社会福祉士資格取得 part 1 〜何故、資格取得を目指したか〜

当該組合員は、2022年2月6日(日)に行なわれた第34回社会福祉士国家試験を受験し、合格。4月13日、拙宅に社会福祉士登録証が届いた。
…ということで、これからは堂々と社会福祉士」“Certified Social Worker”と名乗れる。とは言っても、(今のところ)実務者ではないので、単に試験に合格して、社会福祉士登録したってだけではあるが…。

社会福祉士を目指して某一般養成施設の通信課程*で学んでいることは、協会には言っていなかった(自腹で受講していたし、特に言う必要も無い)ので、2022年4月1日の月例の協会事務局の職員会議(協会では「事務局調整会議」と称している)で、さりげなく発表。
職員会議で隣に座っていた、団交や都労委で遣り合っているO常任理事と、社会福祉士養成所のK専任教員には「おめでとう」と言ってもらえたのは、ちょっと嬉しかった。しかし、その他の当該組合員に敵対的な管理職連中は顔が引きつって完全に固まっていた。(笑)
又、仕事中の会話から小耳に挟んでいて何となく勘付いていたが、社会福祉士養成所の現担当職員のY君も同様に、第34回社会福祉士国家試験に合格していたとのこと。その向学心・向上心・仕事への情熱や天晴れ。おめでとう!と言いたい。
当該組合員含めて、一気に協会事務局に2人の社会福祉士が誕生したことになる。

* 因みに協会の社会福祉士養成所ではない。理由は後述。

ただ、専門性や能力とは関係なく、情実人事が幅を利かせている日本知的障害者福祉協会の事務局に居ても社会福祉士の資格を活かせることはほぼないばかりか、ほとんどの職員が無資格者なのにも拘らず、資格を持っている事によって、かえって煙たがられる可能性の方も高いので(以前、フレームアップで退職に追い込まれた社会福祉士養成所のY氏**の様に)、専門的知見を有する有資格者の待遇向上が今後の協会の職場闘争の争点になる?…かもしれない。

** 事の顛末は、過去記事の「[職場闘争]組合加入から公然化・団交要求までの道程 part 1」を参照の事。

それは兎も角、何で当該組合員が社会福祉士になったのかを、告知と共にその理由を少しだけ紹介しようと思う。
本記事は自分語りが多いので、ご勘弁を。 続きを読む