南部労組・福祉協会、当該組合員が地域共闘連絡会の一員として関わっている「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」(略称:埋めるな!連)主催で「辺野古の海を土砂で埋めるな 沖縄の民意ふみにじる日本政府の暴挙を許すな」11・24新宿デモの報告です。
2018年11月24日(土)、こちらの記事で告知した「辺野古の海を土砂で埋めるな 沖縄の民意ふみにじる日本政府の暴挙を許すな」11・24新宿デモを行いました。
肌寒い日でしたが、新宿アルタ前広場には多くの沖縄反基地闘争を闘う仲間が「埋めるな!連」の幟や横断幕、参加者思い思いのプラカードを持ち寄って、まずは街頭アピールを行いました。
「埋めるな!連」からの挨拶に続き、電話で沖縄平和運動センターの大城悟氏から、何が何でも沖縄に基地を押し付けようとする日本政府を強く糾弾するアピール、11月27日の防衛省交渉を行った仲間、警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求の原告の仲間、辺野古土砂搬出反対・首都圏グループの仲間からの発言、そして、米軍基地・辺野古問題の陰に隠れて注目されずにいる、先島諸島・宮古島の自衛隊配備に反対するグループの仲間からの反戦反基地の訴えがありました。

11・3官邸前大行動に続き、今回もシュプレヒコール担当
アピール行動終了後、新宿アルタ前広場から新宿大ガード前に移動し、デモ出発。辺野古の工事を請け負っている大手ゼネコン「大成建設」が入る新宿センタービル前を通り、抗議のシュプレヒコール。そして、新宿駅西口から南口を通り、新宿の街を我々デモ隊が席巻しました。
9月30日、沖縄県知事選では、「辺野古の基地建設は断固反対」を掲げた玉城デニー新知事が誕生しました。前・翁長雄志知事も、任期切れ直前に政府の恫喝により「承認」してしまった元・仲井真知事でさえ、基地建設反対を表明し、当選をしているのです。沖縄の民意は全く揺らぎなく「戦争につながる軍事基地は認めない」「辺野古の新基地建設NO!」です。
沖縄の人々は、日本政府の「辺野古が唯一の選択肢」と固執したままの姿勢に、「沖縄への差別待遇」だと不信感を募らせています。
米軍人による事件事故や、航空機の墜落、騒音被害は日常の生活に大きな弊害と苦痛をもたらします。
これは沖縄だけの問題ではありません。オスプレイ基地ができるということは、米軍のオスプレイによる低空飛行訓練が全国各地で実施されるというこに他なりません。
辺野古の新基地建設を止めなければなりません。多額の税金を投入した軍事基地の建設を止めるために、どうぞ、あなたも加わってください。声を大きくして戦争への道を止めましょう。未来の子供たちに、豊かな環境と平和な環境を、手渡していきましょう。軍事基地は戦争の道具です。「ぬちどぅ宝」、何より命こそが大事と、戦後70年間、「戦争につながるすべてのもは拒否する」として、沖縄の方々は新基地建設断固反対の姿勢を貫いています。
辺野古の米軍基地キャプシュワーブゲート前では、毎日毎日、来る日も来る日も手弁当で座り込み、基地建設反対の意思表示行動をしています。——11・24新宿デモ街宣車からのアピールより
さしたる妨害もなく、220名でデモを貫徹。新宿の道行く人々に、民主主義を守れ!辺野古の海を土砂で埋めるな!辺野古新基地建設反対!を訴えました。
11・24新宿デモ 動画集
そんな中、本記事執筆時(12月3日)に、防衛省は辺野古の海への土砂投入を12月14日にも開始すると発表しました。埋め立て用の土砂は本部港から搬出予定でしたが、台風による損壊によって使用できない(町が使用許可を認めない)ため、土砂投入は年内は困難かとの見方もありましたが、自治体の使用許可がいらない民間会社の「琉球セメント」所有の桟橋を使ってまで、土砂を搬出を開始しました。まさに日本政府の暴挙ここに極まれり!です。
選挙で示された民意を守るために、美しい海と環境を守るためにも、米軍基地建設のための工事を断固として阻止しなければなりません!■
…The end