[職場闘争]第23回団交報告 part 1 〜捏造動画を「百聞は一見に如かず」と言って憚らない協会〜

2026年1月20日(火)、第23回団体交渉が行なわれた。
協会側は度会常任理事・古屋総務課長・三浦政策企画課長兼事業課長、そして、2人の弁護士(以下、U弁護士・T弁護士と表記)。
我が組合側は当該組合員を含め、南部労組組合員4人と南部労組特別執行委員のH氏(三合労・ゆにおん同愛会)。
勿論、事務局長の末吉は、団交議題に挙げている当事者・張本人にも拘わらず、今回も団交から逃亡している。

団交議題は、本団交告知にも記してあるが、再掲すると、以下の通りである。
(1)2025年12月4日の出来事についての事実確認
(2)2025年12月4日の出来事を愛宕警察署に報告・相談した貴会の対応について

団交議題の「2025年12月4日の出来事」とは何か?我が組合は何を問題にしているのか?と言うと、此れも団交告知に概略を記しているが、本報告記事から読み始めた読者の為に以下に再掲する。


2025年12月4日の昼休み、協会事務所で末吉事務局長と当該組合員がフロアの通路の擦れ違い様に、お互いの足がぶつかり、末吉事務局長が転倒した。
驚いて心配した当該組合員が転倒した末吉事務局長に「大丈夫ですか?」と声をかけたところ、そこに割って入ってきた水内事業課課長代理(かつて都労委事件のもう一つの争点となった張本人)が、恰も当該組合員が末吉事務局長の足を引っ掛けて転倒させたかのように大声で騒ぎ立てた。
更に嘗て組合活動を監視していた職員某も現場を目撃してもいないのに、便乗して当該組合員を非難し、罵声を浴びせ始めた。
勿論、当該組合員はそんな事はしていないし、する理由も無い。
余りに一方的で筋違いな非難に、当該組合員は唖然とし、酷い言い掛かりである事を末吉事務局長と此の2人の職員に猛抗議した。

その1週間後、愛宕警察署から当該組合員に直接電話があり、協会から相談があったので、12月4日の件について聞きたいから署に来て貰いたいとの由。
唯の職場内のトラブル、然も、その後に当事者間で事実確認も全く行われていない出来事に警察が介入す可き事案では無い為、当該組合員は警察の任意の聴取には応じられない旨を伝えた。

些細な職場内のトラブルを警察に報告・相談し、組合員による意図的な暴行・傷害があったとして刑事事件化を目論む等、俄かには信じ難い異常な職場だが、協会の此の様な警察通報による刑事事件化策動は今に始まった事では無いのである。

2017年の年末に組合情宣行動を行った際、末吉事務局長は現場で情宣行動に参加していた組合員に“体当たりされて、壁に押し付けられた”と主張し、協会は警察に通報した事がある。
其れを契機に協会は組合の現場行動があると愛宕署に連絡していたことが後の団交で判明し、事実無根のでっち上げ通報と組合活動への警察介入について、我が組合は協会に抗議した。


「百聞は一見に如かず」…団交会場にプロジェクター初登場

我が組合が協会事務所の裏手にある団交会場に入ったところ、大きなプロジェクターが用意してあった。
“何だこれは?”と思ったが、直ぐに“はは〜、さては、あの時の出来事を隠し撮りしてたんだな”と察した。
隠しカメラを設置して隠し撮りしていたら、其れは其れで大問題だが、実際の映像が在るならば何が起こったのか一目瞭然である。

しかし、団交冒頭に、此の機材は何の為に用意してあるのか?録画していたのか?と協会に尋ねた処、協会の弁護士らはこう答えた(xxとは当該組合員の事である)。

T弁護士 実際の録画はしてないです。
U弁護士 再現映像です、だから。言葉のとおりです。
A組合員 職場におけるカメラの録画映像ってことですか?
U弁護士 再現映像です。再現撮影映像です。もちろんxxさんにご参加いただいているわけではないので、xxさんの再現っていうことではないんですけれども、末吉さんから見た再現映像で…。
当該組合員 それを見るよりも、本人が出てきて話したら?
U弁護士 だから、「百聞は一見に如かず」*じゃないですか、そこは。だからその映像を見ていただくのと…。
当該組合員 …「百聞は一見に如かず」じゃなくて。(苦笑)
H特別執行委員 創作物でないっていう担保はあるんですか。
U弁護士 創作物ですよ。だって…。
H特別執行委員 だから、でっち上げたストーリー、事実に基づかない…。
U弁護士 だから、事実に基づくか基づかないかというのは、記憶に基づくか基づかないかの話なので、それは創作物もありますし、当然、それ前提での再現映像です。
A組合員 なんで、ご本人が出てくるのがもちろん一番ベストなので。
U弁護士 ご本人も映ってるので、見ていただいたほうが早い。
H特別執行委員 映像の性質をもうちょっとお話しくださいよ。弁護士さんが作ったんですか?
U弁護士 いえ、協会の方に作っていただいたんです。だから、職場、見ていただければわかります。
H特別執行委員 その前に映像のことをちゃんと説明しないとまずいでしょう?
U弁護士 だから職場内で、職場の状況とか通路の狭さとかっていうのは、見ていただいたほうが一番早いと思うんです。だからです。

* 充國日 百聞不如一見 兵難隃度 「充國じゅうこくいわく、百聞ひゃくぶん一見いっけんかず。へいはるかにしてはかがたし」が語源とされる故事成語。──漢書「趙充国伝」凌稚隆(編)『漢書評林 巻之六十九
流石、「狡兎死して走狗(良狗)烹らる」も知らなかった協会管理職と違って教養があるねぇ…。だったら末吉が出て来て団交の場で再現すればいいんじゃない?使い方間違ってない?w

…と、こんな遣り取りから団交が始まった。
しかし、何なんだ、その「再現映像」とやらは?!
協会自身が「創作物」であることを認めている以上、此れは当日の客観的状況を示す証拠ではなく、協会側の一方的認識を映像化した物に過ぎないだろう。
従って、協会が警察に当該組合員の暴行・傷害であると報告したことの裏付け資料たり得ないものを、団交の場で提示して何の意味があるのか?

此の異様な事態に「度会常任理事、どういう事か説明してください」と我が組合が尋ねても、度会常任理事はダンマリ。
此の12月4日の出来事には度会常任理事も其の場に居たから、状況は良く解っている筈である。
にも拘わらず、組合が事実関係の説明を求めても弁護士任せで黙して語らずとは、何の為に団交に出て来ているのか。
少なくとも、当該出来事の当事者的立場にある協会側出席者が説明を回避し続ける態度は、誠実な団交対応とは言い難い。
団交出席者、協会役員としての責任感の欠如は酷いものである。
途中、団交で我が組合の団交団員にその責任感の欠如っぷりを隠喩的に指摘され、度会常任理事にしては珍しく団交の最後で逆ギレするという一幕もあった。
まぁ、図星だったからだろうな。

こんな有様で団交は進行(?)し、先ずプロジェクターに映し出されたのは末吉が転倒した際の医療機関の診断書と負傷部位の画像だった。
なるほど…で、それは当該組合員が暴行して事務局長・末吉が傷害を負ったという根拠になるのかな?

協会が作成した「再現映像」が映し出される…末吉本人も出演

次に映し出されたのは、協会が作成した「再現映像」なるものだった。
此の「再現映像」には団交から逃亡している末吉が本人役、当該組合員役をやっているのが総務課長・古屋であった。

その時の様子をアングルを変えて数カット撮影しているのだが、此の「再現映像」では、明らかに当該組合員役の総務課長・古屋が末吉に足払い(足の引っ掛け)を行って転倒させているのだった!
何故、当該組合員が職場の昼休みに事務局長・末吉に足払い掛けて、転ばさなきゃならないんだ?
余りにも馬鹿馬鹿しくて思わず笑ってしまった。

Quincy Jonesの”Ironside”の曲に併せて、「新聞によりますと…」で始まる日テレ「テレビ三面記事 ウイークエンダー」

団交とは関係ない、どうでもいい、くだらない話で恐縮だが…年配の読者諸氏の中には、かつて日本テレビが放送していたフツーのニュース報道では取り上げられない様な下世話なB級ニュースを取り上げた、報道(?)バラエティー番組の「テレビ三面記事 ウィークエンダー」をテレビで見た事が有るかもしれない。
此の番組中に「再現フィルム」が度々登場し、其の事件をドラマ仕立てで放送していた。
協会が作成した「再現映像」を見て、「テレビ三面記事 ウィークエンダー」の「再現フィルム」を思い出し、“お〜、懐かしい!”という気分になった。(笑)

しかし、当時のテレビ制作スタッフも裏付け取材をして制作したんだろうが、当番組の「再現フィルム」は飽く迄「再現」。実写の記録映像とは違う作り物映像である。
協会が作成した「テレビ三面記事 ウィークエンダー」ばりの「再現映像」も然り。
客観的記録ではなく、しかも当該組合員が故意に足払いをしたかの様な内容に構成されている以上、此れは事実経過を歪めた印象操作であり、少なくとも客観的証拠として扱う事は到底出来無いだろう。
正に“捏造=でっち上げ”としか言い様がない。
はぁ〜….。しかし、笑える!www

今度は隠し録り音声を再生し始める協会

それじゃあ、これはどうだ!と言わんばかりに、協会が次に流した音声は、水内事業課課長代理や職員某(嘗て組合活動を監視していた)が、その場を目撃してもいないのに一方的に当該組合員を大声で非難し始めた事に対する、当該組合員の怒りの抗議の声である。
これはその場に居た協会の“誰か”の隠し録りの録音である。
しかも途中からなので、一方的に大声で当該組合員が抗議し、皮肉を言っている箇所だけが切り取られている。

確かに録音自体は其の通りなのだが、途中からの断片のみを切り出した代物であり、当該場面に至る経過も、その場の全体状況も全く示していない。
その様な断片的音声を以て、警察に暴行・傷害として報告・相談に行ったのか?
暴行・傷害という犯行事実の裏付け資料としては、余りにもお粗末。
捏造動画にしても隠し録り音声にしても、是等が協会の主張する、当該組合員による暴行・傷害という犯罪の構成要件を満たす証拠になるのかね?

こんな馬鹿げた捏造動画を見せられ、都合よく切り取られた隠し録り音声を聞かされて、団交が誠実か否か以前に非常に不条理な此の空間に困惑…平たく言えば阿呆らしくなったものの、当該組合員としては本来の団交議題を進める為に、真実を話し、何故、刑事事件化を画策したのか協会を問い糺す事になったのだった。

To be continued…

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