2016年12月号の『さぽーと―知的障害福祉研究』の「であい」に元東大助手・和光大学名誉教授の最首悟先生に小論・随想をご執筆いただいた。ちなみに「人は一人では生きられないこと」という題名は、本文にもあったが、先生の著書『星子が居る』の中にある節にあった言葉ともかけて* 私が付け、先生のご了解をもらった。
*一七、一八の若者にある種の文章を課すとまず百パーセント「人間は一人じゃ生きられない」と書く。そういう文章を見る仕事をもう一◯年以上しているので、根は深いのだと思う。(同書所収:星子が居る―「一人で生きる」という人間観)
「難解なお話や晦渋な表現は避けて、なるべく易しく書いてくださいねっ!」というお願いに「はい、わかりました」とご快諾いただき、1回だけ畏れ多くもダメ出しして書き直してもらったが、読み返すたびに、いい文章だなぁと初めて先生の著書『星子が居る』を読んだ時のような気持ちになった。お読みになられた読者諸氏はどのような感想を持たれただろうか。