“私的”社会福祉士国家試験一発合格への道(2)〜法律の条文を読んでみよう!〜

2回目は、「法律の条文を読んでみよう!」です。

社会福祉士国家試験の出題傾向は、基本的な教養と社会福祉の歴史、基礎的な関連諸科学のアカデミックな知識、最新の統計資料、事例への最適解、そして、医療・保険・社会保障・福祉の法制度の知識です。

今回は、法制度の知識について取り上げます。

受験参考書は法制度の重要語句をヴィジュアルに訴えた図表やイラスト、ポンチ絵を駆使して説明していることが多いので、ぱっと見、国試の頻出用語についての断片的な知識は得られし、知るための取っ掛かりとしてはそれも悪くはないでしょう。
私も同業の出版人なので、そういう編集をして購読者の気を惹きたいという出版社側の営業戦略もよくわかります。

しかし、関係法令の条文を絵解きしたからといって、本試験の問題には図表やイラストが出てくるわけでもなく、テキスト(文字)だけでしか出てきません。
よって、基本、テキストベースの法律の条文そのものを読むことが一番確実です。

特に、比較的新しく、近い時期に制定された福祉に関する法律は似たような建て付けになっており、個別の法律を読んでいると他の法律にも多くの共通点(言ってしまえば、コピペされた箇所)があることがわかります。各法律を0スタートで覚える手間も省けます。

以下に私が条文に当たったものを科目毎に挙げましたが、科目によっては重複するところもあります。


福祉行財政・福祉計画・社会保障関係の法律
社会福祉法
国民年金法
厚生年金保険法

障害福祉関係の法律
障害者基本法
障害者総合支援法
障害者虐待防止法
障害者差別解消法

低所得者福祉関係の法律
生活保護法
生活困窮者自立支援法

法律ではありませんが、市区町村(都道府県)社会福祉協議会が実施する
「生活福祉資金貸付制度」
も国試に出ることもあるので、確認しておく必要があります。

保健医療サービス関係の法律
医療法
健康保険法
地域保健法
母子保健法

権利擁護・成年後見関係の法律
民法

民法をすべて読むのは大変なので、これは途中で挫折してしまいました。でも、民法全部通読したら相当な自信になるでしょうね。

基盤と専門職関係の法律
社会福祉士及び介護福祉士法

法律ではありませんが、
「社会福祉士の倫理綱領」
「社会福祉士の行動規範」
は絶対に読んでおくべきです。

組織と経営関係の法律
労働基準法
労働政策総合推進法
特定非営利活動促進法

高齢者福祉・介護保険関係の法律
老人福祉法
介護保険法
高齢者の医療の確保に関する法律(後期高齢者医療制度)
高齢者住まい法
高齢者虐待防止法

児童福祉の法律
児童福祉法
子ども・子育て支援法
児童虐待防止法

就労支援関係の法律
障害者雇用促進法

更生保護関係の法律
更生保護法
心神喪失者等医療観察法


以上に加えて、関連する施行規則や施行令も見ておくとよいと思います。
あと、直近の法改正の箇所も押さえておくことを忘れずに。

ちなみに、法律名は通称・略称にしていますが、正確な法律名は覚えておかなくても試験問題に両方併記されています。

一見とっつきにくい法律の条文ですが、よく読めば理解できます。
条文を読んだ上で、わからないことがあったらテキストや受験参考書で補いましょう。
遠回りなようで、これが一番制度の理解を助けました。

完璧に読み込むのが理想ですが、時間がなかったら1回は目を通しておくことをおすすめします。
私は紙に印刷して、蛍光ペンで下線引きまくって読み込みました。
100%記憶できた訳ではありませんが、大事なところは覚えられたものです。

とにかく、ソーシャルワーカーとして、法律の条文に当たって、法制度を理解することができなければ、おそらく相談援助の仕事にも支障が出てくるはず。
がんばってやってみてくださいね。

To be continued…

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