2023年12月28日(木)、東京都心は晴天に恵まれ、前日は結構冷え込んだが、当日は比較的暖かな朝であった。
恒例行事となった今年で6回目、その年の締めとして、日本知的障害者福祉協会事務局はじめ多くの職場の仕事納めの日である12月28日に“仕事納め情宣”を行なった。
2023年4月28日に行なった南部春季統一行動以来の現場行動だった。
現場行動も2016年の組合結成以来、20回目となる。
本現場行動は物理的に告知期間が十分に取れなかった(呼びかけビラはこちら)にも拘らず、南部労組組合員含め、全都の地域合同労組・争議団の仲間18人が駆け付けてくれた。
本日の情宣行動で用意した情宣ビラ『JAID UNION News No.20』には、2023年を振り返る南部労組・福祉協会の職場闘争報告、主に団体交渉の経過を掲載し、労働条件の向上と職場環境の改善に労働組合が如何に寄与できるか、労働組合の団結力によってこそ働く者の権利が守られることを、入館する協会事務局職員や通勤途中の地域の労働者の皆さんに訴えた。
いつもの様に8時30分から協会事務局のあるKDX浜松町ビルの正面玄関・通用口の二手に分かれ、結集して頂いた仲間にビラ配布をお願いし、当該組合員はビル正面でマイク情宣を開始した。
浜松町界隈にお勤めの皆様、KDX浜松町ビルにお勤めの皆様、そして、浜松町界隈にお勤めの皆様、おはようございます!
私たちは労働組合の東京南部労働者組合です。そして、私は東京南部労働者組合に加入している日本知的障害者福祉協会事務局職員の組合員です。私たちは港区浜松町に事務所がある公益財団法人日本知的障害者福祉協会の労働問題を、協会事務局職員と地域の皆様にお知らせし、良好な労働環境を目指して、このように情宣活動を行なっております。
2016年、突如、言いがかりとしか言いようのない「始末書」提出を求められました。
とても受け入れられることではなかったため、地域合同労働組合である東京南部労働者組合に加入し、加入通知と団交要求書を協会に送って、組合活動が始まりました。
私たち組合は、この始末書の件を第2回団交で事実上撤回させ、以降、就業規則のデタラメな変更経緯や三六協定未締結の違法残業を暴いてきました。
そして、2013年の就業規則の変更が行なわれた際に、労使での協議もなく、労基法で定められた手続きも無視し、しかも周知義務もされないという、明らかな労働基準法違反を行ないました。
このことに私が強く抗議したら、今の事務局長の末吉、当時の事務局次長が逆ギレして私に掴みかかってきて、他の職員の前で1時間以上にわたって暴言を浴びせ、吊るし上げを行いました。
その場に居合わせて、便乗して私への人格攻撃を行ったのは当時の事務局長で、批判意見を言う職員への組織的なパワーハラスメントだったのです。
さて、この暴行パワハラ事件について、団体交渉で事実確認と経緯説明を末吉事務局長に求めたのですが、言い逃れができないと踏んだ末吉事務局長は2016年7月の第3回団交から組合との団体交渉を拒否、逃亡し始めました。
私たち組合は不誠実団交としてその都度、抗議してきたのですが、協会は、団体交渉は末吉を糾弾する場ではないなどと、正当な労使交渉を「糾弾」とすり替えて、末吉事務局長の団交からの逃亡を正当化しようとし居直りました。
協会の誠実交渉義務違反の他、課長代理の組合員への嫌がらせ行為に私たちは2018年に東京都労働委員会に不当労働行為を申し立て、4年にわたる調査・審問の末、2022年1月20日に組合側の主張をベースに全面和解になりました。然るべき責任者(当然、事務局長含む)が団交に出席し、協会は誠実に団体交渉を行うことが和解協定書に明記されています。
第17回団体交渉(1月27日)では、和解協定にもかかわらず、今回も末吉事務局長は団交から逃亡。
協会は末吉事務局長の団交出席のためにいくつかの条件を提示し、私たち組合は少しでもあるべき団交の形にするため、前向きに検討することを伝えました。
また、これまで協会が言い張っていた“病院や警察に行かなかったから暴行・パワハラは無かった”というバカバカしい主張も、あらためて職場のハラスメントの定義からその妥当性を追及し、協会は渋々でしたが、事実上撤回させることができました。
当然です!
第18回団体交渉(5月23日)は、協会が所轄の愛宕警察署と連絡を取り合い、組合活動を逐一報告……しているのかされているのか、あやふやでしたが……そういうことをしていたことが明らかになり、4.28南部春季統一行動の協会の現場行動後に協会事務所に愛宕署の刑事がやってきたことが判明しました。
その発端となったのは、協会の言い分だと、過去の組合情宣(2017年12月28日の“仕事納め”情宣)で出勤してきた末吉事務局長に対して組合員が“体当たり”したり、“壁に押し付けた”ということらしく、私たち組合としては初めて知る事実であったので、団交要求書で事前にその暴力行為についての詳細な報告を求めました。
届いたその回答書には日にちと暴力行為に及んだ当事者として組合員の名前が挙げられていた以外は、前回団交で協会が言っていた事柄を超える事実、目撃証言や物証は何もありませんでした。
然もありなん。そんな事実は無いからです。
第19回団体交渉(7月26日)では、前回団交で協会と警察との関係をしらばっくれていた総務課長は団体交渉の場に相応しくないため、団交に出席させないよう協会に要求しましたが、協会は古屋総務課長を団交に出すと。
出なければならない末吉事務局長は団交に出さない、団交促進の阻害になるため出すなといった人物は団交に出すという、いかにも協会らしい不誠実団交ぶりでした。
そもそも、組合員から暴行を受けたと言っている張本人の末吉事務局用が団交に出て来ないので話にならず、噛み合わない議論になりました。
前回団交でも協会に対し末吉の団交出席に向けての“復帰”プランを作れと要求したにもかかわらず、これもゼロ回答であり、これでは事務局長含めた責任者を団交に出すという都労委での和解協定は一向に履行されないことになります。
しかも、団交では警察の組合活動への介入にも開き直り、身の危険を感じたら警察に相談するのは当然、政策企画課長兼事業課長は「一市民として警察に相談するのが何が悪い」と言い出す始末でした。
正に私たち“一市民”が享有する労働基本権の行使への無理解も甚だしく、社会福祉団体の管理職とは思えない貧しい社会観です。
第20回団体交渉(9月27日)は、これまで協会顧問弁護士1人が団交に出席していたのに加え、新たに2人の弁護士が団交に参加しました。なぜ、団交に3人も弁護士が必要なのか?
団交では、組合から協会の団交出席者への質問に質問を投げかけているのに、それを阻止しようと質問返しにしたり、組合側団交団員の発言の揚げ足取りをしたり、論点ずらしをするなど、団交の進行妨害著しく、本来の主要議題である事務局長・末吉の団交出席に向けた協会の姿勢、これまでと同じ無回答を問い質すまでには至りませんでした。
団交が進展できなかったことは許し難く、私たち組合は、協会に労使で自主的に職場の問題を解決する気があるなら、弁護士に議事進行妨害を行わせるな!と抗議しました。
労使対等に話し合う団体交渉の場に無駄な支出をしてまで複数の弁護士を介在させる必要があるのでしょうか?
協会は都労委で争われてきた本質的な意味を理解していないのです。
このように、責任者の団交逃亡、組合活動に警察を介入させる、組合対策として弁護士を増員し詭弁で団交妨害を行う等々、協会の組合敵視姿勢がより明らかになった2023年でした。
労働組合の正当な要求にこのような対応をする職場で安心して働くことができるでしょうか?
国に生存権保障を訴えた朝日訴訟のスローガンは「権利はたたかう者の手にある」です!
声をあげて行動しなければ、職場も社会もよくなることはありません!
このビラを手にした職場の労働問題でお悩みの方も、ぜひ私たち南部労組へ労働相談をお寄せください!
今こそ、私たち組合の仲間になり、働きやすく、働きがいのある職場を一緒につくろうではありませんか!
私たちの活動はビラに記載してありますブログに詳しく掲載しておりますので、ぜひご覧になってください。
このビラを手にした同様の職場の労働問題でお悩みの方も、何かあっても泣き寝入りしたり、諦める必要はありません!
ぜひ私たち南部労組へ労働相談をお寄せください。
日本知的障害者福祉協会事務局も今日が仕事納め、浜松町界隈にお勤めの皆様も今日が仕事納めの職場も多いかと思います。
2023年、お仕事お疲れ様です。今日1日を共にがんばりましょう。
そして、2024年は、働く者が雇用不安やハラスメント我慢することなく、皆さんの働きに正当な対価が支払われ、体も心も健康で、「元気ハツラツ!」に働くことができる年にしましょう!
皆様よい年をお迎えください!
この後、今日の現場行動に駆け付けてくれた三多摩合同労働組合・ゆにおん同愛会のH氏から、後を絶たない知的障害福祉施設での利用者虐待事件や自身の職場である社会福祉法人同愛会での利用者虐待事件を取り上げ、2024年の診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス報酬の同時改定も絡めて、人権擁護・権利保障の大切さを訴える連帯発言があった。
詳しくは是非、三合労・ゆにおん同愛会のブログ「なんくるブログ」の記事「日本知的障害者福祉協会情宣」をご覧頂きたい。
最後に、2023年の締めと2024年への決意を表す、短いシュプレヒコールを行なった。
シュプレヒコール!(よし!)
福祉協会は和解協定を遵守・履行しろ!
福祉協会は組合敵視を改めろ!
末吉事務局長は団交から逃げるな!
末吉事務局長は団交に出て来い!
団交に出席して説明責任を果たせ!
シュプレヒコール!(よし!)
全都・全国の労働者と共に闘うぞ!
各地域合同労組の仲間と共に闘うぞ!
職場闘争で要求を貫徹するぞ!
南部労組・福祉協会は闘うぞ!
2024年も闘うぞ
闘うぞ! 闘うぞ!! 闘うぞ!!!
シュプレヒコールの後、結集してくれた皆さんに見送られ、9時15分からの始業時間に合わせて、当該組合員は出勤した。
因みに当日は協会事務所の大掃除である…にも拘らず、事務局長の末吉は何年も大掃除をサボり続け、組合情宣もあることを予想してだろう、有給休暇をとって不在であった。
どれだけ自分が“偉い”と思ってんだか、当該組合員は長年協会事務局に勤務しているが、年末の大掃除をサボる事務局長は末吉だけだ。
それはともかく…2023年の12・28協会前“仕事納め”情宣行動も、早朝にも拘らず結集して頂いた多くの仲間と共に、2023年末行動 第1弾として無事に貫徹できたのであった。
結集した仲間と共に良い年末年始を迎えられそうだが、和解協定も守らず不誠実団交を続ける協会幹部らにのんびりと年末年始を迎えさせる訳には行かない。
我が組合はこの様な状況を打破する為に、2023年末行動 第2弾を行うこととなった。■
