“ひとり”でも闘う!! 労働者強靭化計画
【肉体改造 編】その 1
〜連帯労働者組合・大道測量機関紙『愛の讃歌』52号(2017年4月10日発行)から転載〜
連帯労働者組合・大道測量のO氏から機関紙の『愛の讃歌』にコラムを書いてほしいと依頼を受けて、半ばふざけて書いてしまった雑文を一部改変して転載します。書いていたら長くなったので、2〜3回にわけて連載にしてもらいました。あらかじめ言っておきますが、大してオチはありません。(笑)
労働組合は二人以上で結成できる。しかし、これがなかなか難しい。職場に問題意識のある人 間でもいざ、使用者側と対峙するとなると、腰が引けてしまうのはわからないでもない。そこで、悩んだ労働者は一人でも加入できる一般合同労組に相談することになる。しかし、一人でも加入できることと、一人で職場で闘うことは全く違う。労働者の権利などなきに等しい職場では、自己保身最優先の同僚たちは、一人で組合活動するような危険人物には近づこうなどとは思わないのが、日本的な“リーマン”の処世術だろう。よって、同志をオルグできるまで、職場での孤立無援に耐えられる強靭な心身が、一人で闘う地域合同労組の組合員には求められるのである。
そこで今回は、一人で職場で闘うための個人的な要素に着目したい。一つは、いざとなったら役立つ“肉体言語”についてである。あなたの職場が使用者側の暴力的支配下にあるならば、労働者側も強靭な肉体と階級的怒りの鉄拳で、アホな使用者どもをリアルに粉砕しようではないか!
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運動嫌いでガリガリ君(安倍晋三の好物で政治資金収支報告書にまで支出を載せていた氷菓ではなく、痩せていたということ)だった私が、ひょんなことから肉体改造を開始した経験をお話ししたい。
今から17~18年前にストレスが重なり、不眠からうつ状態になった。まともに出勤できなくな り、2ヶ月間の病休を余儀なくされた。その間、長男が生まれたこともあって、今後どうすべきか悩みもあり、あまり気楽に休んでいられる状態でもなかった。
うつになる少し前から、筋力トレーニングに興味が湧き、軽くトレーニングするようになっていた私は、病休中の2ヶ月間は、せめて気持ちをポジティブにするために、筋力トレ本を読みあさり、日がな1日自宅でロードワークとウェイト・トレーニングに励んでいた。その結果、身長165cmで50kg台だった体重が70kgオーバーにまでビルドアップしてしまった。
2ヶ月後には職場復帰をしたが、残業禁止で暇になったこともあり、せっかく鍛えた体を何か に活かせないかと思い、ITF テコンドー新宿道場の門を叩いた。なぜ打撃系格闘技なのか、ITFテコンドーなのかといえば、子供の頃ブルース・リーが好きで格闘技をやってみたかったことと、 空手でもよかったのだが、日本の武道は「神前に礼」や「日の丸」とは無縁ではなかったし、どちらかというとサヨクの自分にとってはそれが嫌だった。また、テコンドーは大きく分けてITFとWTFの2 つの組織があるが、WTFは南朝鮮で、ITFは北朝鮮で普及していて、北朝鮮マニアとしては好奇心をくすぐらせるものがあった(実際は違っていたが)。

全労働者・人民の敵に“怒りの鉄拳”を! 映画「ドラゴン 怒りの鉄拳」1972
そんな理由で2000年から始めたITFテコンドーだったが、結局、2010年には二段にまでなってしまった。入門当初、町道場だからそんなにキツい練習はしないだろうと思っていたが、とんでもない間違いで体育会並みのキツい練習が待っていたのだった。(続く…かもしれない)■
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良い記事です
ありがとうございます。
お、いいね、武闘派! 理不尽な仕打ちには怒りたくなるよね。怒って当たり前。テコンドーで殴ったらまずいだろうけど。怒りのオーラはぶつけてもいい。応援しますよ。
ありがとうございます。意外にも好評だったので、続きは来月か再来月にUPします。