2017年10月4日の第7回団体交渉を受けて我々組合は協会側にはいくつか“宿題”を出し、これについては後述するが、相変わらずのらりくらりと回答を引き延ばし、また、改正育児・介護休業法の就業規則変更への対応を至急行わなければならなかった関係で、要求書や抗議書面と併せて協会に申し入れる予定であったが、早急に団交申し入れを行わなければ年内の開催は難しかろうという判断で、2017年11月9日付で「団体交渉開催要求書」を協会に送付。その回答が11月16日に来た。第8回団体交渉の日程は以下の通り。
【日 時】2017年12月6日(水)18:00~19:30
【会 場】TKP浜松町ビジネスセンター ミーティングルーム
〒105-0013 東京都港区浜松町2-7-17 イーグル浜松町ビル(予定)*
【対応者】O常任理事・顧問弁護士X・記録係1名
* これは協会の予定であり、あくまで我々組合は協会会議室での団交開催を要求している。
正直言って、『さぽーと』2 days 編集会議の前日なので、会議準備も『さぽーと』12月号の責了・色校正も忙しく、本当はこの日は避けたかったのだが、候補日を提示したのは我々だからしかたがない。
ちなみに、第1回団交から第5回団交まで出席していた協会顧問弁護士は10月30日に亡くなったとのこと。で、第6回団交から出席している代理の弁護士が、協会顧問弁護士に就任か? それは初耳だ。
第8回団交議題は以下の通り。
(1)末吉事務局長による組合員に対する暴行・パワーハラスメントについて事実確認及び今後のパワーハラスメント防止に対する協会事務局の取り組みについて
(2)水内事業課課長代理の不当労働行為について
(3)懇親会出席時の職員の残業の取り扱いについて
(4)その他労働条件について
団交議題(1)については、第7回団体交渉で一部既に実施をしていることを本組合掲示板ブログでご報告した通り。退職勧奨により“自主退職”に追い込まれた元職員のY氏に連絡を取り、顧問弁護士に彼の連絡先を伝えたので、もう調査は終え、各自の当時の見聞記録は集まっていることだろう。しかし、その連絡は組合にはまだない。
さて、問題は団交議題(2)である。この件に関しては第7回団交で事例を挙げ、協会にいつまでに回答するのかと問うたところ、
(O常任理事) 3週間はください。
(当該) じゃあ、ちょうど3週間後の10月25日でいいですね?
(O常任理事) いや、27日にしてください。
という話だった。…25日も27日もそんなに変わらんだろ。(笑)
ところが、10月18日になって、協会から来たメールはこんなものだった。
貴組合から申し入れのあった「課長代理のハラスメント及び不当労働行為の確認」については、会長のご指示により、より適切に対応するために〇〇法律事務所に協力を仰ぎ行うこととしたことを連絡致します。
「会長のご指示」ねぇ…。またぞろ“会長ガー”か。付き合いきれないな。第7回団交でも弁護士に業務委託・丸投げするのではなく、自主的にやれと言ったんだが。貴重な協会の経費を支出してまで弁護士を顧問としているのだから、もう好きにやってくれよと思い、半ば呆れ放っておいたが、回答期限が迫る10月23日に来たメールは、
10月18日に「課長代理のハラスメント及び不当労働行為の確認」の方法について連絡をしたところですが、〇〇法律事務所とのスケジュール調整及び橘会長へ報告・協議を行うことから、貴組合への結果連絡は11月20日頃となることを連絡致します。
だと。何? 団交での合意と回答期限を完全に踏みにじっているじゃないの。
事実があったかどうか、なぜ、起案者である当該組合員に無断で水内事業課課長代理が起案者が作成した文書(パンフレット案)の押印した文書を破棄したのかを聞いているだけである。簡単な話だ。それを聞くのに、なぜ、1か月以上も時間を要するのか? 弁護士が介在する理由もない。ましてや橘会長がそれに介入するということは、橘会長自らが率先して組合員に対する嫌がらせ行為・不当労働行為を容認しているということでよろしいか?
こんな不誠実極まりないことをやっておきながら、今回の団交要求の協会の回答の最後にはこうあった。
かねてから団体交渉日の設定に関しては、1ヶ月以上の余裕をもっての提案を申し入れているところです。今回は、スケジュール調整ができたことから対応致します。
協会側が回答を引き延ばしていなかったら、我々組合ももっと早く余裕を持って団交申し入れを行うことができたし、組合敵視著しい職場の中で当該組合員の労働環境及び労働者の権利が冒されることもないのである。馬鹿も休み休み言いなさい。
ところで、本記事を書いている11月21日に件の回答が協会から来たのだが、これがどこのワンマン・ブラック企業の話かと見紛うようなトンデモない内容であった。これは後程本組合掲示板ブログで明らかにするが、協会会員や多くの障害福祉の現場の労働者に協会事務局組織の悪質なガバナンスの実態を知ってもらうには格好の回答である。日本精神薄弱児愛護協会創設から80余年、ここまで協会の知性と人権思想は地に堕ちたのかと思わざるをえないものだ。先人達が草場の陰で泣いているぞ。
今回も組合側“書記”を募集します!
現在、南部労組・福祉協会の組合員は当該一人なので、団交には基本的に南部労組の組合員数名と共に参加します。また、第5回団交・第7回団交に参加していただいた「ゆにおん同愛会」さんの様に、連帯共闘関係にある労働組合の方も参加することがありますが、興味がある協会事務局職員・協会関係者の方がいらっしゃったら、組合加入の如何を問わず、ぜひ組合側の“書記”として参加してください。
“書記”と言っても何も難しいことはありません。これまでの協会側の書記を例に取ると…
- めんどくさそうな顔してしょうがないから参加しているけど、とりあえず常任理事や協会のために自分もやっているアピールをするために大げさに頷いたり、組合が何か言うと首を横に振ったりする。
こんな感じの NVC: Non-Verbal Communication が得意な方が向いています。(冗談です)
団体交渉は真剣そのものですが、何も緊張することはありません。みんなが働きやすい良好な職場環境を構築するために、労使対等な立場で何でも言い合える場です。
「こいつらに何か言ってやりたい!」とご不満・お怒りの方、「書記やってみたい!」とうずうずして来た方、「ちょっとのぞいてみようかしら?」と興味が湧いて来た方がいらっしゃいましたら、お名前・メールアドレス・志望理由(簡単で結構です)を明記の上、下記のフォームからお問い合わせください(場合によってはご希望に添えないこともあります)。
第8回団体交渉にご参集を! I’m looking forward to hearing from you! ■
…The end