[職場闘争]第10回団交報告 part 2 〜お約束の事務局長・末吉の無責任な団交逃亡〜

前回の第9回団体交渉においても…というか、毎回そうだが、団体交渉開催要求書には、団交議題の他に団交出席者や団交日時・場所等についての要求・事前回答も含めている。団交議題によって若干変わるが、第9回団交では労使双方の団交出席者について以下の様に要求していた。

(協会側) 会長・理事等本件につき解決能力を有する経営責任者及び事務局長、人事・労務担当者
(組合側) 当組合若干名及びxx組合員*

* 当該組合員のこと。

この様に要求したのにも拘らず、第9回団交では…というか、第3回団交以降そうなのだが、事前連絡もなく団交当日に、ロクな理由もなく事務局長の末吉が欠席・逃亡し続けている。
なので、第9回団交では、団交要求書では要求事項として挙げているのに、なぜ事前回答もなく、理由も示さず、当日になって事務局長の末吉が欠席しているのか? 協会の対応は非常識かつ誠実さを欠くのではないか? ということを…これもこれまで言って来たことだが、あらためて問い質したところだった。

さて、今回の第10回団体交渉では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言等の発令によって、ズルズル団交を引き延ばされてきたことは既報の通りだが、その間の協会(や協会顧問弁護士)との遣り取りの中で、前回の組合からの抗議、組合要求の団交出席者が出られないなら、出られないでちゃんと理由を添えて回答しろ、ということには一部ではあるが、事前に協会側の団交出席者について、メールで回答があった。

「26日の団体交渉の出席者については、下記のとおりです。
常任理事 O
総務課長 古屋
政策企画課長 三浦
顧問弁護士 xx弁護士
貴組合からの出席者についても事前にお知らせください。」

これは前回団交からの前進であるが、事務局長の末吉が団交が出席しないことについての理由や説明はない。
黙って受け取っていると、承知したものと受け取られかねないので、以下の様に返信した。

「昨日、本日26日の貴会側の団交出席者についてご連絡をいただきましたが、団体交渉開催要求書にもあるように、末吉事務局長の出席を求めます。
貴会事務局職員であるxx組合員の要求に、貴会事務局の人事・労務の専決権限を有する立場にある末吉氏が団交に出席せず、交渉に応じないことは無責任の誹りを免れないでしょう。
なお、当組合側の団交団員は5名程度を予定しています。」

…で、いつもの様に、何故、末吉が団交に出て来ない?という、最早“お約束”の展開から第10回団交は始まった。

事務局長の末吉が出て来ない言い訳はこれまでと全く変わらず、「協会として常任理事と課長が出ているので、末吉が出る必要はない」と言うもの。
ん? だから何? それって、末吉が団交に出席できない理由になってないでしょ。「協会として事務局長が出るので、常任理事と課長が出る必要はない」とも言えるんじゃないの。
ということを我々組合が指摘するも、O常任理事は事務局長だって決定権限がある訳じゃないと宣うのだが、ならば組合要求としては「会長を出席させなさい」と言わざるを得ない。

これまで何度も言っているように、事務局規程上、協会事務局職員の人事・労務を統括する専決権限を有するのは事務局長である。団体交渉という事実行為としての対面交渉において、労働条件に係る実質的な権限を持つ者が使用者側の交渉担当者でなければならない。
つまり、協会の団体交渉において、協会側の団交出席者としての必要性と十分性を考えるならば、

𝑷 : 会長 or 事務局長 𝑸 : 人事・労務管理の権限を持つ者

とした時に、団交出席者としての必要十分条件となるのは、𝑷 : 会長𝑷 ⇔ 𝑸)であり、𝑷 : 事務局長とした場合は、団交出席者の十分条件𝑷 ⇒ 𝑸)となる。常任理事も総務課長も必要条件・十分条件のどちらでもない。

だからと言って、O常任理事も古屋総務課長も出て来なくてもいいとは言わないが、少なくとも三浦政策企画課長兼事業課長は協会事務局の事務所掌としても関係無いので団交に出て来る必要はないだろう。ついでに言うと、不当労働行為救済申立 福祉協会事件の都労委第17回調査において和解となった申立事項の当事者であり、以前第3〜5回団交に書記として出席していた事業課課長代理の水内も出席させたらどうかね。**

** 我が組合が出席を要求すると協会は出席させないし、出席の必要性を疑問視すると出席させるという、子供地味た対応をするのが協会の常なので、言い方に気を付けなければならないが(苦笑)、本団体交渉について「対外的な」という言葉を口走っているくらいだから、我が組合を厄介な「クレーマー」、団体交渉を面倒な「クレーム処理」くらいにしか思っていないのだろう。協会は「ソーシャル・ワーク」云々、月刊誌『さぽーと』では「ディーセント・ワーク」云々と綺麗事を並べているが、労働基本権・労使関係の根本的な理解の欠如とナイーブな対応がその実態である。

2020年3月の職員会議「事務局調整会議」で、事務局長の末吉自ら協会事務局職員に就業規則等規程上の不備から、未払い時間外労働賃金の遡求支払いを「お詫び」したんだろう?
協会事務局の人事・労務を統括する事務局長という役職にある末吉が労働法令に全く無知であることは、これまでの団交その他からも明らかだが、自覚もしている様なので、それはそれで「自己覚知」(笑)として立派な事だが、ならば、他人、即ち常任理事や課長達に責任を押し付け、逃亡せずに、団交に出席して説明責任を果たすのが筋であり、実践ではないのか。
末吉の団交逃亡は己の職務の遂行を放棄した怠慢・無責任と言う外無い。

…To be continued

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