当該組合員は、2022年2月6日(日)に行なわれた第34回社会福祉士国家試験を受験し、合格。4月13日、拙宅に社会福祉士登録証が届いた。
…ということで、これからは堂々と社会福祉士」“Certified Social Worker”と名乗れる。とは言っても、(今のところ)実務者ではないので、単に試験に合格して、社会福祉士登録したってだけではあるが…。

社会福祉士を目指して某一般養成施設の通信課程*で学んでいることは、協会には言っていなかった(自腹で受講していたし、特に言う必要も無い)ので、2022年4月1日の月例の協会事務局の職員会議(協会では「事務局調整会議」と称している)で、さりげなく発表。
職員会議で隣に座っていた、団交や都労委で遣り合っているO常任理事と、社会福祉士養成所のK専任教員には「おめでとう」と言ってもらえたのは、ちょっと嬉しかった。しかし、その他の当該組合員に敵対的な管理職連中は顔が引きつって完全に固まっていた。(笑)
又、仕事中の会話から小耳に挟んでいて何となく勘付いていたが、社会福祉士養成所の現担当職員のY君も同様に、第34回社会福祉士国家試験に合格していたとのこと。その向学心・向上心・仕事への情熱や天晴れ。おめでとう!と言いたい。
当該組合員含めて、一気に協会事務局に2人の社会福祉士が誕生したことになる。

* 因みに協会の社会福祉士養成所ではない。理由は後述。

ただ、専門性や能力とは関係なく、情実人事が幅を利かせている日本知的障害者福祉協会の事務局に居ても社会福祉士の資格を活かせることはほぼないばかりか、ほとんどの職員が無資格者なのにも拘らず、資格を持っている事によって、かえって煙たがられる可能性の方も高いので(以前、フレームアップで退職に追い込まれた社会福祉士養成所のY氏**の様に)、専門的知見を有する有資格者の待遇向上が今後の協会の職場闘争の争点になる?…かもしれない。

** 事の顛末は、過去記事の「[職場闘争]組合加入から公然化・団交要求までの道程 part 1」を参照の事。

それは兎も角、何で当該組合員が社会福祉士になったのかを、告知と共にその理由を少しだけ紹介しようと思う。
本記事は自分語りが多いので、ご勘弁を。

なんとなく&互助会の資格取得祝金がもらえる

おいおい、そんな理由かよ…と思われる方もいるだろうが、協会がやっている会員互助会事業「さぽーと倶楽部」に加入していれば、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士・公認心理師・知的障害福祉士(協会認定資格)資格を取得すれば1万円が貰える。協会事務局職員は加入しているので、折角なので、貰えるものは貰っておこう。I did it! ^ ^Y
これは半分冗談だが、真面目な話、長い事、この福祉業界で禄を食ませてもらっているので、資格取得によって、少しでも何かしらこの業界に自分が貢献できるかな?と思ったと言う事もある。
今やっている仕事はクライエントに対する相談援助業務では無いにしても、何時迄も「門前の小僧習わぬ経を読む」という訳にも行くまい。

会員施設の職員さんから見たら

元『さぽーと』編集委員の井上さん(山形県・社会福祉法人愛泉会)が、協会の会長に就任した際、知り合いの会員施設の職員さん(国家資格有資格者)に「今度の協会会長は協会初の社会福祉士ですよ」と話したところ、「そうなんですか!?」との反応だったのだが、それに続く言葉がちょっと衝撃的だった。

「え!じゃあ、今までの協会の会長は無資格者がやってたんですか!?」
「う〜ん、過去には医師や大学の先生もいましたが、そうですね…。それに協会の職員も、誰も社会福祉士資格を持ってないですし…」
「え〜!そうなんですか!?」

とのことで、“あー、資格を持って現場で働いている会員施設の職員さんには、その様に思われているんだな…これはマズいぞ…”と思った次第だった。
協会の主要な業務が事務(秘書仕事)だったとしても、役員・上司にペコペコと愛想笑いをして、ノリと勢いでなんとなく仕事している職員しかいないのはいかがなものか?ということだ。少なくとも福祉に携わる以上、ソーシャルワーカーとしての倫理や価値について最低限の実践的な学びは必須である。

組合の情宣行動の反省から

我が組合ではこれまでに、協会の社会福祉士養成所のスクーリング会場で2回、組合情宣を行なった。
1回目の2017年7月22日(土)の東京・有楽町の東京国際フォーラムでの情宣行動は、団交から逃亡している事務局長末吉の直撃を狙ったものであったが、2回目の2019年7月26日(金)の東京・浜松町の協会事務所の裏手にある「ビジョンセンター浜松町」での情宣行動は、偶々、事前に計画していた組合の情宣行動と社会福祉士養成所のスクーリングが重なってしまった。
決して我々も協会の社会福祉士養成所に執着して、情宣行動を行なっている訳ではないが、偶々の場合、養成所の学生さんにビラ配布することも考えて、それに合わせた情宣ビラやトラメガ情宣を行うことになり、情宣ビラ(「JAID UNION News」)には、スクーリングで学ぶであろう「ソーシャルワークのグローバル定義」なんかを掲載して、ネタにさせてもらっている。我々もその意義を理解した上で、協会が労使関係に於いて取るべき対応をソーシャルワークの定義に依拠して訴えたのだったが、社会福祉士でもない当該組合員がそれをネタに情宣を行うというのは何ともバツが悪い感はあったので、協会養成所の学生さんへの訴えに説得力を持たせる為にも、資格取得は必須だな…と思っていたところであった。

尚、当該組合員は福祉系大学(指定科目履修)卒ではないので、一般養成施設の通信課程を修了して、受験資格を得たが、その一般養成施設は協会の社会福祉士養成所ではない。
上記の2019年のスクーリング情宣の報告記事にも書いている様に、組合情宣を業務妨害と言い放つ専任教員が居る所で学ぶ事等できる訳が無いし、協会事務局職員が協会の社会福祉士養成所に入学したところで料金が割引になったりする事も無いので、当該組合員には何のメリットも無い。又、此れ迄の職場の情況からして、どんな嫌がらせを受けるか判ったもんじゃない。
そんな事情を知る由も無い当該組合員が入学していた一般養成施設の教員(『さぽーと』誌にも執筆してもらったことがある)や同期の学生、旧知の実習先施設の法人役員さんから「協会でもやっているのに何でここに入学してるの?」とは、よく聞かれた。それには「いや〜、色々大人の事情がありまして… ^ ^ゞ」と答えていた。(笑)

妹尾正先生(故人)の勧め

当該組合員が1993年に協会に正職員採用された際***、その当時、参与として協会にいらっしゃった妹尾正****先生に、少々自分の身の上話(大学で社会学・心理学を学んでいたこと等)をお話ししたところ、「それならxx君、あなたも是非社会福祉士を目指しなさい!」と激励されたことがある。
実は当時、協会にそれほど長く勤める気は無くて、大学院で心理学研究をして、研究者か、これも民間資格として出来たばかりの臨床心理士資格取得をして心理職として働こうかと思っていたところだったので、まだ法制化されたばかりの社会福祉士資格について良く知らず(というか福祉職には興味が薄かった)、今一つピンと来なかったのだが、「妹尾先生が言うのならば…」と、ずうっと心に引っ掛かっていた。
それから約30年も経って、妹尾先生との約束を果たしたのである。

妹尾正先生(写真中央)参与退任&当該組合員(写真右)入職の歓送迎会の一コマ(1993.4.16)

*** 当該組合員は協会に入職する以前は、人文科学・社会科学・児童書の出版社に勤務していた事から、1992年2月から薄給の臨時の編集者として、単行本『精神薄弱施設運営の手引き[改訂版]』や『はじめて施設に働くあなたへ[改訂版]』の編集・出版に携わり、妹尾先生と原稿の遣り取り等で少々関わりはあった。
**** 妹尾正(1912-1995)氏。鳥取県立皆成学園園長・国立秩父学園園長・日本精神薄弱者愛護協会(現日本知的障害者福祉協会)副会長/参与・中央心身障害者対策協議会専門委員を歴任。協会参与時代は、福祉専門職の国家資格化や協会の社会福祉士養成所の一般養成施設の指定に向けて尽力された。上記の単行本や『AIGO(愛護)』(現『さぽーと』)編集での短い関わりではあったが、その人柄や見識、知的障害福祉への思いも書かれる原稿に滲み出ていて、尊敬できる先生であった(文章も平易でありながら高尚)。こういう学識と人格を備えた人は最近の協会にいるだろうか…。

もう一つあるのだが、長くなったので、part 2へ。

To be continued…

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