[職場闘争]第16回団交報告〜末吉団交欠席/ハラスメント規定/人事評価/労働者代表選出〜

2022年9月9日(月)18:00から、日本知的障害者福祉協会と南部労組・福祉協会との第16回団体交渉が協会事務局の入っているKDX浜松町ビルの裏手にある、浜松町TSビルにあるビジョンセンター浜松町 4階 K会議室で行われた。
協会側の団交参加者は、度会常任理事・古屋総務課課長・三浦政策企画課長(兼事業課長)・協会顧問弁護士の4名。組合側の団交参加者は当該含め南部労組の組合員5名。
2022年6月の役員改選で常任理事だったO氏が退任し、新常任理事の度会氏が団交に初めて出席した。

今回の団交報告記事は、執筆している当該組合員の事情により、要点だけのいつもより短い報告です。

事務局長・末吉は欠席

団交議題ではないが、今回も事務局長の末吉は出席しなかった為、仮令、末吉個人にどんな事情があろうとも都労委での和解協定に従い、事務局長の団交出席に向けた取り組みを協会に要求した。
末吉の“特殊な事情” について協会顧問弁護士から現況報告があり、団交そのものよりも労働組合に対して蟠りがあるとの事だったが、それならば尚の事タチが悪い。
協会事務局の人事労務管理責任者である事務局長が労働組合を嫌悪し、組合との交渉の場に出て来れない等と言う事とは、社会権として保障されている人権である労働基本権を全く理解できていない証左である。
障害者の福祉の向上・増進を目指す日本知的障害者福祉協会が人権理解ができていない等、笑い話にもならない。
況してや、本団交の議題でもある「職場におけるハラスメントの防止に関する規定」(後述)にも関係するが、2013年4月に起こった当該組合員に対する末吉事務局長(当時は事務局次長)の暴行・パワーハラスメント事件の当事者でもあり、この件も未だ解決を見せてはいない。
末吉個人の事情も含めて、末吉に事務局長としての自覚を持たせること、協会は誠実団交を実現するために組合と別途協議の場を設けること等を提案した。

「職場におけるハラスメントの防止に関する規定」について

2022年4月に就業規則に加えられた「職場におけるハラスメントの防止に関する規定」は、協会がインターネット上から拾ってきたどこかの規定例を“コピペ” しただけのやっつけ仕事だったため、おかしな点が多々有り、以前組合はそれを指摘したのだが、協会案のまま施行されてしまった。
本団交ではそれを再度指摘し協会の見解を質したところ、協会は一部組合の指摘を認め、運用に関してこれから対応マニュアルを作成するとの回答を得た。

人事評価制度について

人事評価制度については、定期昇給に係る人事評価は行っていないし、今後もするつもりはないとの度会常任理事の弁であった。
当該組合員の組合加入以後から現在迄はそうかもしれないが、新任の度会常任理事が過去の協会事務局の人事評価・人事考課を把握しているのか不明だし、当該組合員の実感として疑念も残るところではある。
しかし、人事考課や昇格について使用者側の人事権濫用・不当評価を追及するのは、実際問題として難しいところでもある。
その為、この問題についてはこれ以上突っ込まずに、この場では矛を収める形となったが、人事評価に関係する事として、事務局職員の人材育成や研修制度の導入について当該組合員から意見を述べた。
具体的には、別記事でも報告しているが、当該組合員は自己研鑽と協会業務に資する為に、社会福祉士一般養成施設を修了し、第34回社会福祉士国家試験に合格して社会福祉士となったこと、資格取得過程での対人援助の基本姿勢が如何に大きな学びと為ったかについて話した。
協会事務局の管理職が社会福祉実践団体でのマネジメントを司るに当たり、然るべき研修を受けていないのは問題ではないか?という事は言わせてもらった。

公平・公正な労働者代表選出方法について

また、長らく懸案となっている公正・公平な労働者代表選出の在り方については、現状行われている挙手に依る代表選出も、偶々協会が最初にそうしたから事務局職員も惰性でそうしているに過ぎず、秘密選挙による民主的な代表選出を事業所側が環境整備する様、以前提案した当該組合員の投票による代表選出システム案「公平・公正で民主的な労働者代表選出のための投票方式の提案書」を再々度検討し、使用者側が環境整備しなければならない事を要求した。


さて、今回は度会常任理事と協会顧問弁護士がほとんど話し、古屋総務課課長・三浦政策企画課長(兼事業課長)はだんまり…だったが、古屋総務課長が話を遮る様に「会場は7時半までしか借りてませんので、すみません。速やかに撤収お願いします」と。
あのなぁ〜、だから十分に協議できる様に団交時間2時間は必要だって言ったんじゃねーかよ! – -#
会場の都合だったなら、協会会議室を団交会場にしなさい!

と、いつもの様に事務的な協会の対応によって、第16回団体交渉が終わった。
協会には我が組合から宿題が沢山出されたので、その検討結果について次回団交で確認する事となったのである。

To be continued…

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