邦題「家族を想うとき」の原題は“Sorry We Missed You”です。最初、“Sorry We Missed You”は「(私たちは)あなたがいなくてさびしい」という意味かな?と思いましたが、どうも宅配便の不在票の決まり文句で「お届けに来ましたが、ご不在でした」という意味らしいことが、映画を観ていて解りました。映画の主人公リッキーは宅配便の運転手・配達員です。 洋画を観る際いつも原題は何かをチェックしていますが、この映画も“Sorry We Missed You”を敢えて「家族を想うとき」とする理由が解らず、原題そのままの方が良かったのでは?と思いました。しかし、“Sorry We Missed You”を「お届けに来ましたが、ご不在でした」という邦題にすることもできたでしょうが、「家族を想うとき」はこの映画の主人公目線から、そして家族から見えた主人公(夫・父親)は“Sorry We Missed You”なのだろうと、邦題「家族を想うとき」は“想い”のベクトルの違いについて、割と練られて付けられたのかもしれないと、映画を観終わってから考え直したのです。