[職場闘争]12・10協会前情宣行動〜都労委の闘いは和解決裂から審問へ!〜

2018年12月10日(月)、今日は今期一番の冷え込み中、5月の南部春季統一行動から約7ヶ月ぶり、計11回目の協会前情宣行動を行った。
南部労組・東京ふじせ企画労働組合(支援共闘会議)・連帯労働者組合などの仲間5 団体10名に結集していただき、いつものように協会事務局のあるKDX浜松町ビルの正面玄関・通用口の二手に分かれ、ビラ配布をお願いし、当該組合員はビル正面でマイク情宣を開始した。

労働委員会闘争のための書面作成やら何やらと事務作業をこなさなければならないため、現場行動の準備まで手が回らなかったが、この間の労働委員会での経過と、これまで費やしてきた不当労働行為審査過程と和解協議の中で、協会の本性がボロボロと現れて来ているため、その実態を協会事務局職員は元より、浜松町近辺で働く労働者・市民に訴え、我が組合の闘いに理解と支援を呼びかけた。

本日の情宣行動で配布した情宣ビラ(『JAID UNION NEWS No.11』)は、今回、若干紙面の刷新を図り、2色印刷で紙面の視覚的なインパクトを増し、ビラを手にした人たちに内容をわかりやすく伝えるためにイメージしやすいイラストを数点加え(あくまでイメージ…笑)、また、書体の一部に読み間違いの少ないユニバーサルデザイン・フォントを使用した。う〜ん、『さぽーと』誌も誌面刷新の検討にある中、何事も先んじて行うのは気持ちの良いものだ。(笑)

情宣行動では、11月20日の都労委第6回調査で和解が決裂し、今後審問へ移行することを中心に、「働き方改革」関連法が可決・成立したことにより、「改正」労働基準法が2019年4月1日から施行されるため、就業規則等の見直しの必要が迫られていること。そして、現在、厚生労働省の労働政策審議会(雇用環境・均等分科会)で審議されている、職場のパワーハラスメント防止措置を使用者に義務付けるための法整備に纏わる話題交え、職場での労働者の人権擁護・権利確立を訴えた。

—— KDX浜松町ビルにお勤めのみなさま、浜松町界隈にお勤めのみなさま、そして、日本知的障害者福祉協会事務局職員のみなさん、おはようございます、私たちは労働組合、東京南部労働者組合です。

東京都働委員会ではこれまで第6回の調査が行われ、和解の道を探れないかと提案が持たれましたが、協会の論点の掏り替えや意味不明な弁解、これまでの団体交渉で積み上げてきた団交ルールを破壊するような和解提案は、到底受け入れることができないものでした。過去のことは不問に伏してくれと言われても、協会がこれまでの不誠実な対応や組合嫌悪・組合敵視姿勢を真に反省しない限り、和解協議は困難です。
結局、11月の第6回調査において、和解は決裂し、これから審問へ向けての調整が行われます。これまで逃げ回っている末吉事務局長他、当事者はもはや逃げ隠れすることはできなくなります。都労委での闘いはまだ続きます。今後ともご支援よろしくお願いいたします。

「働き方改革」の名の下に労働基準法を始めとして関連労働法が「改正」されており、残業時間の上限規制、罰則付きの年次有給休暇の取得義務化、同一労働同一賃金の導入などが、来年、2019年4月1日から施行されます。「働き方改革」関連法の評価や効力は別にしても、これへの対応が求められます。就業規則等の変更は必至です。
また、現在、厚生労働省の労働政策審議会では、職場におけるパワハラ防止措置について、企業に義務付ける法整備をする方針が示されました。しかし、これに対して日本労働弁護団が主催で、「職場のハラスメント防止法」を作る必要性を訴える集会が、11月22日、東京都内で開かれ、「防止措置の義務だけでなく行為そのものを禁止する法律を作るべき」との意見が出され、「職場のハラスメント防止法を作ろう!集会アピール」が採択されております。
これらの動きは、当然の事乍ら、日本知的障害者福祉協会事務局も例外にはなりません。ましてや公益法人ですから、より一層、人々の厳しい目に晒されることになることを自覚して欲しいものです。

みなさんの職場でもより良い労働環境を作って行くためにも、不当解雇や不当な処分、残業代未払い、ハラスメント=人権侵害などを許さない労働環境は、労働者が声を上げない限り、絶対に改善されることはありません。このビラを手にした同様の職場の労働問題でお悩みの方も、 何かあっても泣き寝入りしたり、諦める必要はありません。
私たち労働者には団結権・団体交渉権・団体行動権が憲法で保障されています。そして、労働者の団結権を守るための公的機関もあります。お困りの方、お悩みの方はぜひ南部労組へ労働相談をお寄せください!——

情宣行動は、シュプレヒコールで最後を締めくくった。

シュプレヒコール!(よし!)
福祉協会の不誠実団交を許さないぞ!
組合員への排除攻撃を許さないぞ!
末吉事務局長の労務管理責任を追及するぞ!
末吉事務局長は団交から逃げるな!
末吉事務局長は団交に出て来い!

シュプレヒコール!(よし!)
全国の福祉労働者と共に闘うぞ!
全国の障害のある仲間と共に闘うぞ!
全都・全国の仲間と共に闘うぞ!
南部労組・福祉協会は闘うぞ!
都労委闘争に勝利するぞ!
職場闘争に勝利するぞ!

南部労組・福祉協会は闘うぞ!
勝利するぞ!
闘うぞ! 闘うぞ!! 闘うぞ!!!

…と、久々の協会前情宣行動を貫徹!
都労委に闘争の主軸が移ったとしても、自主団交や現場行動も辞さず、変幻自在に闘い抜くだろう。我々南部労組・福祉協会は闘うぞ!

…The end

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