[職場闘争]2023 年末行動その後〜2024年1・2月の協会との闘い〜

協会との書面合戦

2023 年末行動 第2弾として、“12・29末吉事務局長宅申し入れ行動”を決行した。
勿論、これを協会が黙って放って置く訳が無い事は予想していた。

予想される対応として、一つは、我々の申し入れを承諾し、東京都労働委員会での関与和解に従い、事務局長が我が組合との団体交渉に出席する事、若しくは団交出席に向けて何らかの方向性を組合に対して示す(是迄の協会の態度からして、おそらくこれは無いだろう)。
もう一つは、我が組合の末吉宅申し入れ行動への抗議である(たぶん、こっちだろうな)。

協会事務局の仕事始め、2024年1月5日(金)に予想通り、後者の「抗議書」が協会(代理人を名乗る弁護士)から組合事務所にファクシミリで届いていた。
内容は以下の通りである(一部、当該組合員の配慮により伏せ字に、○○は当該組合員の事である)。


当職らは、 公益財団法人日本知的障害者福祉協会の代理人として、 令和5年12月29日午前9時過ぎころになされた、貴組合の組合員である○○氏とxx氏(以下「○○氏ら」といいます。)による末吉孝徳氏(以下「末吉氏」といいます。)の自宅へ訪問したこと(以下「本件」といいます。)について、厳重に抗議します。 これまでにもお伝えしたとおり、末吉氏は、xxxxの影響によりxxxxxであるため、貴組合との団体交渉にも出席できない状況が継続しているところです。 それにもかかわらず、○○氏らは、突然、末吉氏の自宅を訪問し、不在であった末吉氏に代わり対応した同氏の家族に対して、不安・不快にさせるとともに、当該事態を聞き及んだ末吉氏のxxxxを不安定にさせる事態を惹起することとなりました。 言うまでもなく、末吉氏の自宅は末吉氏のプライベートの領域であり、○○氏らの行動は組合活動として行き過ぎた活動であると云わざるを得ず、厳重に抗議します。 なお、○○氏らの本件言動については、警察にも相談しており、今後同様の言動がなされた場合には、厳正な対応をとらざるを得ない場合もあることを予めお伝えいたします。つきましては、今後、このような言動がなされないよう、○○氏らに対して適切な指導を行うよう求めます。


あーそうですか…。
「警察に相談」ねぇ…組合活動に警察を介入させるなと、第18〜20回団交で、我が組合が協会に抗議したばかりなのに何を言っているのか。
ところで、申入書についての返答なり回答が一切無いのは、我が組合からの申し入れは無視ということかな?
となったら、毎度毎度、事務局長末吉の団交出席に向けた取り組みについて無回答で、和解協定不履行、不誠実団交を続ける協会に、再び三度の団交申し入れか、はたまた、何処でやるかは別にしても現場行動を強化して闘うしか無いではないか。

そもそも、この「抗議書」のリクツにも理解し難い箇所がある。
当初、協会が組合の申し入れを無視しているならば、我々もこんな抗議文は相手にせず無視すればいいんじゃないかと考えていたが、組合の申入書に対してちゃんと返答なり回答することを要求した方がいいのでは、という事になり、改めて2024年1月31日付で再度の「申入書」を末吉事務局長宛井上会長宛に個別に送る事になった。

以下が再「申入書」の趣旨である(一部、当該組合員の配慮による伏せ字、両文書はほぼ同趣旨だが、名宛人の違いにより表現が若干異なる)。


公益財団法人日本知的障害者福祉協会
事務局長  末 吉 孝 徳  殿

貴殿は第2回団体交渉を最後に当組合との団体交渉を拒否し、未だに団交に不参加を続けております。貴殿の態度は誠に遺憾であり、不誠実そのものです。
貴殿及び貴会の第3回団体交渉以降の団交出席拒否の当初の理由は、第2回団体交渉において当組合が強硬頑迷な主張を繰り返し、乱暴な発言をして、正常な団体交渉が不可能になったかの様な事実の歪曲に基づくものであり、貴殿が当時の貴会会長に歪曲された団交の態様を「糾弾」と称して虚偽の報告を行い、「会長が言ったから」団体交渉に出席しないと嘯くものでした。しかし、東京都労働委員会での不当労働行為申立の調査が進むにつれ、この様な虚偽理由は通用しないと悟ったのか、貴殿及び貴会は、団交出席拒否理由を貴殿のxxxxにあると主張し始めました。当初の団交出席拒否理由から二転三転している貴殿及び貴会の主張に、果たしてそれが事実であるのか当組合は疑念を抱きましたが、正常な団体交渉を進展・促進させるためにも、貴殿にその様な事情があるならば当組合は団交出席の負担を軽減するために一定の配慮を行う旨の条項を和解協定書に加えることを提案いたしました。
しかし、東京都労働委員会での和解協定締結後も、貴殿及び貴会は、貴殿が団交に臨む方向性や具体策を何ら講じずに、貴殿にしか説明できない議題であるにもかかわらず貴殿は団交への出席を拒否し続け、徒に団交が引き延ばされて今日に至っています。また、貴殿が労働組合や労使関係、団体交渉、都労委和解についてどの様に受け止めているのか、貴殿自身の言葉や文章で今まで一度も示されたことはありません。事務局長として極めて無責任、不誠実な態度と言わざるを得ません。
この様な状況を打破するために、貴殿に直接申し入れを行うべく、当組合は2023年12月29日に貴殿宅を訪問しましたが、当日は不在の様でした。当組合が貴殿宅に申し入れに行った事実のみに反応し、貴会の顧問弁護士らに的外れな抗議をさせるのではなく、貴殿宅の郵便受けに投函した2023年12月29日付の貴殿宛の申入書に記した要求事項を真摯に受け止め、然るべき対応と回答を行うよう再度要求いたします。なお、貴殿が胸襟を開いて当組合との団体交渉に臨まない場合、当組合は今後も貴殿との直接対話を求めて行動せざるを得ないことを申し添えます。


公益財団法人日本知的障害者福祉協会
会 長  井 上   博  殿

貴会の事務局長である末吉孝徳氏は第2回団体交渉を最後に当組合との団体交渉を拒否し、未だに団交に不参加を続けております。末吉氏の事務局長職としてのあるまじき態度は誠に遺憾であり、不誠実そのものです。
末吉氏及び貴会の第3回団体交渉以降の団交出席拒否の当初の理由は、第2回団体交渉において当組合が強硬頑迷な主張を繰り返し、乱暴な発言をして、正常な団体交渉が不可能になったかの様な事実の歪曲に基づくものであり、末吉氏が当時の貴会会長に歪曲された団交の態様を「糾弾」と称して虚偽の報告を行い、「会長が言ったから」団体交渉に出席しないと嘯くものでした。しかし、東京都労働委員会での不当労働行為申立の調査が進むにつれ、この様な虚偽理由は通用しないと悟ったのか、末吉氏及び貴会は、団交出席拒否理由を末吉氏のxxxxにあると主張し始めました。当初の団交出席拒否理由から二転三転している末吉氏及び貴会の主張に、果たしてそれが事実であるのか当組合は疑念を抱きましたが、正常な団体交渉を進展・促進させるためにも、末吉氏にその様な事情があるならば当組合は団交出席の負担を軽減するために一定の配慮を行う旨の条項を和解協定書に加えることを提案いたしました。
しかし、都労委での和解協定締結後も、末吉氏及び貴会は、末吉氏が団交に臨む方向性や具体策を何ら講じずに、末吉氏にしか説明できない議題であるにもかかわらず末吉氏は団交への出席を拒否し続け、徒に団交が引き延ばされて今日に至っています。また、末吉氏が労働組合や労使関係、団体交渉、都労委和解についてどの様に受け止めているのか、末吉氏自身の言葉や文章で今まで一度も示されたことはありません。貴会事務局長として極めて無責任、不誠実な態度と言わざるを得ません。
この様な状況を打破するために、末吉氏に直接申し入れを行うべく、当組合は2023年12月29日に末吉氏宅を訪問しましたが、当日は不在の様でした。当組合が末吉氏宅に申し入れに行った事実のみに反応し、貴会の顧問弁護士らに的外れな抗議をさせるのではなく、末吉氏宅の郵便受けに投函した2023年12月29日付の末吉氏宛の申入書(同封の写を参照のこと)に記した要求事項を末吉氏及び貴会が真摯に受け止め、然るべき対応と回答を行うよう、貴職から末吉氏に対し適切な指導を行うことを要求いたします。なお、貴会事務局の管理・監督者である末吉氏が胸襟を開いて当組合との団体交渉に臨まない場合、当組合は今後も末吉氏との直接対話を求めて行動せざるを得ないことを申し添えます。


是迄の経緯説明を加え、少々大人しい表現に留めたつもりだったが、2月5日(月)に協会(代理人弁護士)から「再抗議書」が組合事務所にファクシミリで届いた(以下、文面のみ)。


貴組合からの令和6年1月31日付「申入書」を確認しました。
当該申入書の趣旨は、末吉孝徳氏(以下「末吉氏」といいます。)に対して貴組合との間の団体交渉への出席を求めるものであると理解しました。
しかしながら、お伝えしたとおり、末吉氏のxxxxは団体交渉に出席できる状態にはないことは再三お伝えしたとおりです。
その上、仕事納めも済んだ昨年末(令和5年1月29日)に、貴組合の組合員であるxx氏及び○○氏が、突如末吉氏の自宅に訪問し、不在で あった末吉氏に代わり対応した同氏の家族に対して、不安・不快にさせるとともに、当該事態を聞き及んだ末吉氏のxxxxをxxxにさせる事態を惹起させたことに対しても、令和6年1月5日に文書により厳重抗議をしました。
それにもかかわらず、貴組合は、令和6年1月31日付「申入書」にて 「当組合は今後も貴殿との直接対話を求めて行動せざるを得ないことを申し添えます。」などと述べ(当該申入書文末)、さらに、末吉氏ひいてはその家族に対し不安・不快を煽る言辞を示しました。 貴組合による末吉氏に対する執拗というべきこのような対応は、貴組合から○○氏への指導が適切になされているのか疑問を抱かせるものであり、貴組合への信頼を損なわせるものであるといわざるを得ず、本書をもって、再度厳重に抗議するとともに、今後はこのような末吉氏個人を非難するような活動をなされないよう○○氏への指導を徹底するよう申し入れます。
なお、今回の件についても、再度警察にも相談するとともに、従前「厳正な対応を取らざるを得ない場合もある」と予告したとおり、法的措置も検討していることを申し添えます。


相変わらず、「的外れ」もいいところだな。
これは団体交渉を申し入れてテッテー的に遣り合うしかない。

就業時間中に組合員を会議室に呼び出して事情聴取

我が組合でも協会に対して早急な団交要求が議論されていたところ、2月9日(金)の午後2時頃、度会常任理事・古屋総務課長・三浦政策企画課長兼事業課長から協会事務所の第一会議室に当該組合員が呼び出された。
おそらく、年末行動の件やそれについての協会と組合との抗議 vs 申入の書面合戦か?とは思っていたが、いや…流石に組合活動について個別の組合員に尋ねはしまい、何か別の件だろうと思っていた。

ところが…会議室に入り、何についての話か?と聞くと、度会常任理事から、末吉事務局長はしばらく休養することになったこと*と、12月29日に末吉事務局長宅に行った事について会長から当該組合員に対して“弁明”を聴く様にと言われたらしい。

* 当日の午前中は末吉は遅刻し出勤していたが、午後は早退したらしく、このこは、午後1時頃に協会事務局員全員に聞こえる様に古屋総務課長が大声で告げていた。

呆れた当該組合員は概略次の様に答えた。

2023年12月29日の末吉事務局長宅申し入れ行動は組合の総意であり、組合の闘争方針に拠る。
何故、末吉事務局長宅申し入れ行動を行ったのかは、「申入書」に記している通りである。
よって、私が此所で“弁明”する事等無いし、更に言えば、協会は代理人の弁護士等に「警察に相談」だの「法的措置」だのと言う脅し文句を使って、組合活動を萎縮させようと目論む書面を送って来ている中、私が此の場で不用意な発言は出来無い。
協会と私含め組合は集団的労使関係にある。協会が今私に尋ねている事は完全に組合との協議事項に抵る。組合を通さずに個別に組合員と直接交渉する事は団体交渉権の侵害であり、労働組合への支配介入そのものである。

此の様にやんわりと警告し、我が組合から協会への申入書の一部を読み上げて、その場を終わらせた。この間、約15分であった。
その他、12・29末吉事務局長宅申し入れ行動について、細々と幾つか尋ねられたが、我が組合掲示板ブログの公開されている該当記事に、どういう行動を行ったか詳しく報告してあるので、それを読めば判ることだと伝えた。

何故、協会は此の様な個別組合員への事情聴取を行ったのか、協会の思惑は容易に想像できるが、此処で言う事は控えておこう。
しかし、協会の対応は浅慮愚行も甚だしい。
此の様な事をして我々が黙るとでも思っているのだろうか。

ということで、我が組合は協会に対して、即、団体交渉を要求する事になった。

To be continued…

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